土壌改良技術

土壌改良

土壌改良技術
樹勢の衰えた老木

土壌改良技術
「ワカホ」を混入して埋戻し中

土壌改良技術
土壌改良から半年経過 根の切口から沢山の毛根が発生

土壌改良技術
毛根の発生した切口部の状態
 樹木は一般にpH5程度の土壌条件のもとで養成または植栽されることが望ましい。樹木本来が持っている自然回復力によって被害部位の治癒や樹勢を回復するためには、植栽カ所の土壌改良の良否がその成否を決めるといっても過言ではない。
 当会の土壌改良技術は、樹木が遷移系列のほぼ最終段階を構成する植物であり、これが生育する森林土壌に着目しているところにその特徴がある。
 すなわち、樹木は本来、森林土壌の中で長期にわたって生育される樹種である。
土壌改良に当たっては、農作物に対する発想ではなく、森林土壌の現実、すなわち、膨潤で、通気性がよく、ミミズ類、昆虫類等の小動物、微生物が活動する団粒構造を持った森林土壌等と共通する土壌(pH5程度)の造成を目指すことが重要である。
 このことから、土壌管理に当たっては森林の物質循環、すなわち、落葉、落枝等の有機物の供給と併せて有機質肥料を中心に使用することとし、化成肥料等速効性の肥料や、土壌をアルカリ性にするための石灰等の肥料は使用しない。
 当会では、独自の有機質土壌改良資材「ワカホ」を使用し、土壌改良の成果を上げている。